いわゆるジングシュピールといわれる、軽めのオペラです。
当時の世相を現し、東方(トルコ)の要素が取り入れられている・・・らしいです。
ヨーロッパとトルコの関係というと、こんな感じです
1453年 ビザンツ帝国の首都コンスタンティノープルを攻略
1529年 第一次ウィーン包囲
1571年 レパントの海戦
1683年 第二次ウィーン包囲
1685年 J.S.バッハ生まれる
1718年~1730年 いわゆるチューリップ時代
1756年 W.A.モーツァルト生まれる
1768年~1774年 露土戦争
1775年 ヴァイオリン協奏曲第3番「トルコ風」作曲
1781年 モーツァルトがウィーン移住
1782年 「後宮からの誘拐」作曲、モーツァルト結婚
1783年 「トルコ行進曲」作曲
1794年 ハイドンが交響曲第100番「軍隊」を作曲
時代としては、もうオスマン朝トルコが衰退していますね。
ウィーンにトルコ音楽が流行したのは、第二次ウィーン包囲の影響などといいますが
意外なのは、ハイドンの「軍隊」が意外と後ろの方なんですね
ちなにみ、「後宮からの逃走」というタイトルもありますが、正確な訳は「誘拐」なのだそうです
→参考:http://www.asahi-net.or.jp/~rb5h-ngc/j/k384.htm
ちなみにGoogleで調べてみると・・・
後宮からの誘拐 に一致する日本語のページ 約 20,300 件
後宮からの逃走 に一致する日本語のページ 約 32,100 件
「逃走」の方が多いですね・・・