2020/01/17

F.ラハナー/セレナード

Franz Lachner(1803-1890)は、ドイツの音楽一家に生まれた作曲家、指揮者である。多作な作曲家であったと言われているが、現在ではほとんど知られていない。彼の作曲は、ベートーヴェンやラハナーの友人であるシューベルトの影響を受けていると言われており、オルガンソナタや弦楽四重奏などの室内楽曲が比較的有名らしい。
本日演奏するセレナーデは、演奏機会は非常に少ない。動画サイトや流通しているCDでも、その演奏を聴けることは稀である。今回はそんな曲を取り上げる。

第1曲 Andante
チェロアンサンブルらしい、広い音域と重厚な響きが活かされている。どこか哀しい伴奏とメロディーが綺麗な曲である。

第2曲 Allegretto ma non troppo
第1曲よりも明るく、少し軽快な曲である。時折不思議な響きをみせる和音に乗せて、高音域のメロディーを歌う。

画像はWikipediaより

この曲の演奏会