1楽章:冒頭チェロの奏でるメインテーマで静かに始まり、様々に形を変えて発展する。再現部では高音から降りてくるヴァイオリンの対旋律が美しい。
2楽章:ピアノと弦が対話する、素朴な無言歌。メンデルスゾーンの代名詞ともなっている無言歌だが、当時彼の名を借りて活動していた姉ファニーの考案とも言われている。(実はファニーの方が才能があったという説もある)
3楽章:軽やかに駆け抜ける、明るいスケルツォ。
4楽章:どこか民族的な印象を受けるフレーズが絶え間なく繰り返される。初版から第2版に改訂された際に大きく手が加えられ、ピアノのヴィルトゥオーゾ(超絶技巧)要素が強くなった。
シンプルな曲構成を理由に室内楽の入門曲として取り上げられるが,一方で圧倒的な音数にピアニストが頭を抱える曲としても有名。自身もピアノの名手であったメンデルスゾーンこだわりの一曲となっている。
シンプルな曲構成を理由に室内楽の入門曲として取り上げられるが,一方で圧倒的な音数にピアニストが頭を抱える曲としても有名。自身もピアノの名手であったメンデルスゾーンこだわりの一曲となっている。