2016/07/24

J.パッヘルベル / 3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調 よりカノン

「かえるの歌が 聞こえてくるよ〜♪」の童謡、一度は歌ったことのある人は多いでしょう。
この同じメロディーが順番にでてくる曲を「カノン」と呼びますが、有名なのがこの「パッヘルベルのカノン」。

カノンと言えばパッヘルベル、パッヘルベルと言えばカノン、というぐらいに有名です。
「クラシックは寝てしまうので無理!」なんて人もどこかで聴いたことがあるはずで、華原朋美の「あなたがいれば」、山下達郎の「クリスマス・イヴ」などポップスにもアレンジされています。

バロックの音楽家パッヘルベルはドイツのニュルンベルクのワイン商の家に生まれ、のちウィーンにでてシュテファン大聖堂のオルガン奏者となります。シュテファン大聖堂は若き日のヨーゼフ&ミヒャエル・ハイドンの兄弟が聖歌隊に属し、モーツァルトが結婚式をあげた寺院でもあります。

現在ではほぼこの作品でのみ知られていますが、実はカノンはこの1曲しか残しておらず、また本来は「カノンとジーグ」でセットの曲です。
が、ジーグはあまりに有名なカノンと比べるとほぼ演奏機会がありません(どころかプログラムに曲名が書かれることもないような)。
今回も悩んだところでしたが・・・カノンのみで演奏いたします。

「どこかで聴いたクラシック」の代表作をお楽しみください!