ボフスラス・マルティヌー(1890.12.8 - 1959.8.28)はチェコ出身でパリやアメリカで活躍した作曲家です。
本作は、1927年に作曲されたバレー音楽で、この組曲は作曲者自身がアレンジしました。
この時代のマルティヌーはパリでフランス6人組(デュレ、オネゲル、ミヨー、タイユフェール、プーランク、オーリック)に刺激を受け作風も大きな影響を受けたといわれてます。
曲のタイトルの「調理場のレビュー」とうのも、なんとも楽し気なタイトルで、このバレエに登場するのは、人物ではなく、調理場の料理用具たちとなっています。
編成も他には見られない作品で、トランペットにとっては数少ない室内楽作品です(トランペットの使い方は、サンサーンスの7重奏の影響も感じさせます) 。
曲はI.Prologue、II.Tango、III.Charleston、IV.Finalの4楽章からなってます。
20世紀前半の新古典主義の香りを感じ取っていただければ幸いです。
この曲の演奏会