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2017/01/29

A.オネゲル / 「2つの楽器とピアノのための小組曲」

アルテュール・オネゲル(1892-1955)は、スイス生まれの近代フランスの作曲家で、プーランクやミヨーと同じ、フランス6人組のメンバーです。

オラトリオから映画音楽まで作曲は多岐にわたり、また多くの管楽器作品も残しました。
この作品は、彼が42歳の時に、彼の妹夫婦の子供たちのために作曲されました。任意の2つの楽器にピアノを組み合わせた編成になっており、いずれも簡潔な3つの楽章で構成されています。

第1楽章:ピアノと1本の楽器により、ニ短調で日本の陰旋法を思わせる旋律が奏でられます。
第2楽章:ピアノはお休みし、2本の楽器により、へ長調の素朴な旋律が8分の6拍子で奏でられます。
第3楽章:全員により、変拍子で軽快で活発な舞踏音楽が奏でられます。短い中間部にはポリリズム(全パートが異なる拍子で同時に演奏する)書法が用いられ、スパイスを添えています。

この曲の譜面は「第1パート」「第2パート」「アルトパート(1オクターヴ下表記)」で書かれていますが、今回は、第1:フルート、アルト:イングリッシュホルンの編成で演奏致します。

この曲の演奏会
室内楽演奏会vol.7