Bの日記帳

2017/07/15

L.v.ベートーヴェン / 七重奏曲 変ホ長調 Op.20

七重奏曲はベートーヴェン30歳の頃に作曲されています。同時期の作品に交響曲第1番がありますが、同じような明るく若々しい曲調です。
とはいえ、編成はヴァイオリン、ヴィオラ、チェロにコントラバスが入り、管楽器はクラリネット、ファゴット、ホルンというやや中低音寄りなメンバーなので、アンサンブルに重みを感じる箇所も多いです。

この曲はヴァイオリンの難易度が他の楽器に比較するととにかく高いと言われます。アマチュアでもヴァイオリンの難易度のために演奏される機会は多くありません。
ヴァイオリンはどの楽章でもアンサンブルの中心となっていますが、他の楽器も随所随所で旋律を奏でていたり、難しそうな箇所もありますので、他の楽器の活躍するところを探しながら聴いてみるのも面白いかもしれません。

第1楽章は全員ユニゾンの序奏からヴァイオリンが奏でるテーマをアレグロで展開させていきます。
第2楽章はクラリネットがロマンス第2番を思わせるような甘いメロディを提示し、ヴァイオリンとの絡みが聴きどころです。
第3楽章は軽快なメヌエットです。トリオ部分のクラリネット・ホルンの掛け合いに注目です。
第4楽章はヴァイオリンの奏でる主題から5つの変奏が演奏されます。それぞれの変奏で主役となる楽器が入れ替わっていきます。
第5楽章はホルンから始まるスケルツォで、後期作品が感じられるような曲調です。トリオはチェロの叙情的なメロディで雰囲気がガラッと変わります。
第6楽章は1楽章と同じく全員のユニゾンで序奏が始まり、ヴァイオリンから軽快なメロディが始まります。第5楽章がリズムを変えて再現された後の展開部の終わりではヴァイオリンのカデンツァがあります。再現部の後、明るく華やかに曲は終わります。


この曲の演奏会
室内楽演奏会vol.8

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